体が小さいとランドセルが大きく見えるけど大丈夫?

 

一昔前のランドセルを購入する時期と言えば、年長さんの年に購入をするという方が多かったのですが、近年では購入の時期が年々早くなっており、年中さんの夏頃にはすでにカタログ請求が始まって、2〜3月頃には予約販売が始まっています。

 

購入する時期が早いということは、試着をする時期から小学校へ入学するまでの期間が長いということなので、年中さんで体が小さいときに店舗や展示会などでランドセルの試着をすることになります。

 

早生まれで特に体格が小さいお子さんがランドセルを背負っているのを見ると「ランドセルが大きすぎるのでは…」と心配になったり、「ランドセルが歩いているみたい」と思えてしまいますね。

文部科学省の「学校保健統計」によると、
◆男の子の平均身長
小学校1年生…116.5cm
小学校6年生…145.2cm

 

◆女の子の平均身長
小学校1年生…115.6cm
小学校6年生…146.8cm

男の子は6年間で約29cm、女の子は約31cm身長が伸びるので、男の子と女の子の6年間の身長の伸びの平均は約30cmとなります。

 

小学生の頃は、成長期といってもまだ男女にそれほど身長差が出ません。また、身長だけではなく体全体も大きくなっていくので、小学校1年生の小さな体のときには大きく見えたランドセルも、成長とともにちょうどよく見えるようになっていきます。

 

少しでも軽いランドセルを選ぶなら人工皮革がおすすめ

体格が小さく体重も軽いというお子さんのために軽いランドセルで負担を少しでも減らしてあげたいという方におすすめなのは、「軽さ」「丈夫さ」「お手入れのしやすさ」が特徴の人工皮革のランドセルです。

 

ほとんどのメーカーや工房系のランドセルで作られている軽いランドセルは、軽くて耐久性に優れた人工皮革が使用されています。
その中でも、クラレの「クラリーノ」が一番多く素材に使用されおり、他には帝人コードレの「タフガード」、FILWEL「ベルバイオ」などがあります。

 

軽いランドセルのなかには、軽くて格安のランドセルが販売されていますが、クラリーノ以下の耐久性の素材が使用されていることが多く、6年間安心して使用することができないものがあるので、軽いランドセルを購入するときにはきちんとしたメーカーのものかを確認することが必要です。

 

軽いランドセルについて詳しく知りたい方は、「軽いランドセルを選ぶときのポイントとおすすめ人気ランキング」を参考にしてみてください。

 

一昔前の軽いランドセルは品質があまりよくないものが多く、6年間しっかりと安心して使用することができないものがたくさんありました。
しかし、最近では大手メーカーが販売している「軽い・コンパクト・大容量」で1,000g以下の最軽量モデルが登場しています。

 

1,000g以下の最軽量ランドセル「セイバン スゴ軽 エアー」を紹介!

 

◆期間限定価格:54,450円(税込)
◆カラー:全4色
◆サイズ:A4フラットファイル収納サイズ
     横幅 25cm×高さ 32cm×マチ幅 13cm
◆主素材:クラリーノ エフ「レインガード Fa」
◆重量:約990g

 

 スゴ軽 エアーの詳細はこちら
 セイバン「天使のはね」ランドセルの特徴・口コミはこちら

 

 

体格が小さいお子さんのランドセルを選ぶポイントとは?

体が小さいお子さんにサイズが小さくて軽いランドセルを持たせたいと思うところですが、お子さんにとって一番重要になるのは、重い荷物がお子さんにの体に負担がかからないような工夫がされている背負いやすいランドセルであるかということです。

 

軽くて小さいランドセルというだけで購入しても、肩ベルト・背カン・背あてに背負いやすい工夫がされていないランドセルを選んでしまうと、科書やノート、授業で使用する副教材などの荷物の重さがそのままお子さんの体に負担がかかってしまい、荷物が重くて肩が痛い、腰が痛いなど、体に不調が出てきてしまうことがあります。

 

また、高学年になって体が大きく成長したときに、背負いにくくなってしまうようなランドセルでは困ってしまいますよね。

 

大手ランドセルメーカーでは、ランドセル本体と背中の隙間をなくしてフィット感が良くなるように、「背カン」「肩ベルトの形状」「背中のクッション」などに工夫がされています。

 

〈出典:フィットちゃん 公式サイト

 

背負ったときに感じるランドセルの重さを「体感重量」といい、体感重量が軽くなる工夫、体が成長しても背負い心地が変わらない工夫などがしてあるメーカーを選ぶことで、子どもの体への負担を軽減することができます。

 

ランドセルを購入するときには、実際に教科書やノートなどの重さを体験させてもらえる販売店や直営店などで試着させてもらい、背負い心地をチェックすることをおすすめします。

 

体が小さくても気にならない大容量でコンパクトな軽いランドセルはある?

ランドセルの型には、学習院型とキューブ型の2つがあり、従来の製法でつくった学習院型は、本体と背あてを外側で縫い合わせるため、背あての周りに縫い合わせた縫いシロが出っ張り「ヘリ」として残ります。

 

パッと見た感じでは学習院型とキューブ型はそれほど変わりませんが、キューブ型は特殊なミシンを使って本体と背あてを内側から縫い合わせるので、背あてまわりのヘリが残らず、A4フラットファイルが入るランドセルのままヘリがないぶん学習院型よりもコンパクトで軽量です。

 

(※出典:カバンのフジタ 公式サイト

 

キューブ型を取り扱っているおすすめメーカー

萬勇鞄
カバンのフジタ
ふわりぃ
黒川鞄(スクエア型)
イオン
キッズアミ

 

まとめ

小学校へ入学する前のお子さんの身長や体重などは、早生まれだったり、成長の関係から一人ひとり違うので、身長が大きいお子さんもいれば、100cm前後ということもよくあります。

 

ランドセルを選ぶ時期は年々早くなってきて入学まで期間があるため、体が小さいとランドセルが大きく感じてしまい、重くてお子さんの体に負担がかからないか、登下校だけで疲れてしまうのではないか、など保護者の方からすると心配に思うことがたくさんあります。

 

しかし、近年のランドセルは、本体と背中がぴったりとくっつくことによってランドセルの体感重量を軽くするための工夫がされているものが多く、お子さんの体に負担がかかりにくくなっているので、軽いランドセルをという選択肢だけではなくなってきました。

 

豊富なカラーバリエーション、デザイン、機能性など、たくさんの選択肢があるので、まずは気になるメーカーや工房のランドセルのカタログ請求から始めて、お気に入の親子で納得のいくランドセル選びができるといいですね。