天然皮革と人工皮革、ランドセルの素材にはどんな特徴があるの?


ランドセルの素材には天然皮革のコードバン・牛革と人工皮革があり、重さや質感などが違いそれぞれに特徴があります。

 

現在、素材でランドセルに一番使用されているのは人工皮革で、さまざまな改良がされ、撥水性・耐久性・耐傷性に優れている、たくさんの種類があるクラリーノが人気があります。

 

しかし、自然な風合いや手触りのよさ、ツヤなど、使い込むほどに味が出てくる天然皮革も最近は人気が高まってきているため、どちらがいいのか悩んでしまいます。

 

ランドセルを選ぶときのいつくかのポイントの中の1つである『素材』にはそれぞれ特徴があるので、お子さんにとってどの素材がいいのか選ぶときの参考にして下さね。

 

 

人工皮革

 

最近の人工皮革はより天然皮革に近づけるための開発がされているため、丈夫でお手入れが楽なのに高品質な素材です。現在販売されているランドセルの素材として一番多く使用されているのが、(株)クラレが開発した素材「クラリーノ」です。

 

クラリーノがベースとなってそこにさまざまな機能がプラスされた、たくさんの種類のクラリーノシリーズの素材のランドセルがあり、軽くて丈夫で加工がしやすく、カラーバリエーションが豊富なうえ価格も手頃な素材です。

 

人工皮革には特に丈夫な素材として、クラリーノだけではなく他のメーカーからも人工皮革の素材が開発されています。

 

  • クラリーノ「 タフロック」
  • 帝人コードレ「タフガード」
  • FILWEL「ベルバイオ」

 

また、クラリーノよりもワンランク上の素材で耐傷性が高い、東レグループが開発した「エアヌール」という素材もあり、人工皮革はお手入れもしやすいためランドセルの素材として多く取り入れられています。

 

人工皮革はそれぞれのメーカーが今ある素材を元に常に研究と開発を続けているので、これからももっと丈夫でいい人工皮革が開発されていくのではないでしょうか。

 

特徴 風合いは天然素材には劣るものの、カラーが豊富でデザイン性が高いものが作れる
重さ 1,000g〜1,350g程度
耐水性 防水に優れている
耐傷性 基本的に傷がつきにくい素材、種類によって特に耐傷性の高い素材がある
型崩れ 型崩れしにくい
価格 20,000円〜50,000円台くらいのものが多い

 

 

 

牛革

 

牛革はしなやかで手ざわりがよく使えば使うほど味がでてくる素材で、価格は高めですがそれに見合った、6年間使用してもめったなことでは壊れない丈夫さを持った素材です。最近では、人工皮革よりも重いと言われていた牛革も軽量化技術によって昔よりも重さを感じないようになりました。

 

天然素材である牛革のランドセルは、素材はもちろんのこと製造する過程で大マチの角や肩ベルトなど、職人さんによる手縫い作られるものが多く丈夫です。

 

天然皮革なので、雨などで水に濡れてしまったときや普段のお手入れが必要になる素材ですが、最近では撥水加工などがされている天然皮革のランドセルが増えているので、お手入れなどが楽になり昔よりも扱いやすくなりました。

 

特徴 ベーシックで男女兼用のモデルが多く、温かみのある天然素材ならではの風合いがあり丈夫
重さ 1,100g〜1,400g程度
耐水性 水に弱いため、はっ水・防汚・色落ち防止の加工をしていれば雨の日も安心
耐傷性 素材自体に強度があるので、傷がついてもだんだんと馴染んで目立たなくなる
型崩れ 型崩れしにくく、使うほど体に馴染みやすい
価格 30,000円〜80,000円くらいのものが多い

 

 

コードバン

 

天然皮革の中で最高級の素材なのが、馬のお尻の部分から取れた革でコードバンといい、1頭の馬から取れる量はランドセルのカブセ2枚分と限られた量しか取れないため、希少価値が高くなるため価格も高くなります。

 

コードバンは、革のキメの細やかさ・ツヤ・色合い・手触りがよく、耐久性に優れており、傷がつきにくく小さな傷程度ならば自己修復ができると、ランドセルの素材のなかではあらゆる面で最高級と言えます。

 

天然皮革であるため、水に濡れてしまったときや普段のお手入れが必要になる素材ですが、最近でははっ水加工などがされている天然皮革のランドセルが増えているので、以前ほどはお手入れが大変ではなくなってきています。

 

特徴 ベーシックで男女兼用のモデルが多く、高級感がありなめらかな手ざわりと上品なツヤがあり丈夫
重さ 1,300g〜1,500g程度
耐水性 水に弱いため、はっ水・防汚・色落ち防止の加工をしていれば雨の日も安心
耐傷性 ハリがあり牛革の3〜4倍の強度があり、傷に強く小さな傷程度ならば自己修復ができる
型崩れ 型崩れしにくく、使うほど体に馴染みやすい
価格 50,000円〜100,000円くらいのものが多い

 

 

天然皮革と人工皮革どっちがいいの?


天然皮革は今までは雨などの水に弱いためお手入れが大変で、重くて小さな体のお子さんには重くて負担がかかってしまうと言われていました。しかし、最近では人工皮革よりも100〜200g程度重くても、ランドセルメーカーによって開発された、軽く背うことができる「体感重量」の工夫がによって、その重さも人工皮革と比べても気にならなくなってきました。

 

そのため、人工皮革でも天然皮革のランドセルどちらにも言えることですが、体感重量が軽くなるように、ランドセル本体と背中がぴったりと隙間がなくなる工夫がされているランドセル選ぶようにしましょう。

 

また、最近の天然皮革のランドセルはクラリーノと同じ程度の撥水加工がされているものが多くなってきていますが、人工皮革のランドセルと同じように、雨に濡れたときにはさっと乾いた布でふき取って陰干しはしておきましょう。

 

素材は重さも含めてですが、背負いやすさや機能性、素材の風合い、質感など、店舗や展示会で実際にランドセルを背負ったり、見て触ってみることがおすすめです。ランドセルメーカーの公式サイトではWEB限定の割引がされていたり特典がついていたりするので、実際にお店でチェックしたあとにネットで購入するのもおすすめです。