天然皮革のランドセルの防水・撥水加工とは?

小学校の登下校中には、突然雨に降られたり、雪が降ってきたりなどすることもありますよね?傘やレインコートを持っていたとしても、傘からはみ出しがちなランドセルはどうしても雨がかかってしまいます。人工皮革のランドセルであれば濡れても大丈夫なのですが、天然皮革の場合は濡れてしまうとランドセルが痛む原因になってしまうことがあります。

 

 

最近の牛革やコードバンの天然皮革のランドセルには、防水加工や撥水加工が施されているものが多くなっているので、昔ほど水に濡れることを気にしなくてもよくなり、ほぼお手入れをしなくてもよくなってきていますが、なかには表面加工がされていないものあります。

 

  • 防水加工…地裏側まで水を通さない
  • 撥水加工…生地表面を水が転がり落ち水を弾く

 

新品の革とヌメ革は水に注意!

撥水加工がされているものが多くなってきてはいるものの、なかには撥水加工がされていない天然皮革のものもあります。では撥水加工がされていない天然皮革は水に濡れるとどのようになってしまうのでしょうか。

 

まず、水に注意しなければいけないのは、新品の革とヌメ革です。天然皮革は、ある程度使用していると革自体から脂が出て、自然の保護膜でコーティングされるのですが、新品の革と表面が加工されていないヌメ革は保護膜がないため水に弱くなります。

 

では、保護膜がない状態の天然皮革が水に濡れるとどのような状態になってしまうのでしょうか。

 

◆革が固くなる

 

革がびしょ濡れになってしまい水分を吸うと、乾くまでの間に繊維が引き締まって固くなってしまいます。そして、濡れてしまった革を不安定な状態で放置して乾かしてしまうと型崩れした状態で固まってしまって元の形に戻りにくくなったり、ヒビ割れなどを起こしたりする場合があります。

 

◆革にシミができる

 

革が部分的に水に濡れてしまうと水がついた部分が水ぶくれのようになったり、しみこんでシミができてしまったりなど、一度できてしまうとこのシミは落とすことができないため、全体を濡らして目立たなくするか、経年劣化によって目立たなくなるのを待つかしかできなくなります。

 

加工がされていない天然皮革のランドセルが濡れてしまったらどうすればいい?

 

最近の天然皮革のランドセルには、防水加工や撥水加工がされているものが多くなったので、雨や雪で濡れてしまっても安心して使用できるようになりましたが、全てのランドセルに防水加工や撥水加工がされているわけではありません。

 

保護膜がない状態の天然皮革は水に弱いと言われます。そのため、ヌメ革には革用またはヌメ革用と記載のあるクリーム、革用または、革の鞄にも使えると記載のある防水スプレーで定期的にお手入れをすることで、革を長く使うことができ楽しむことができます。

 

 

ここで気をつけてほしいのが、クリームやスプレーの成分によっては革を傷めてしまったり、シミになってしまうこともあるため、購入するときには使用できるかきちんと確認しましょう。

 

また、ランドセルの縫い目から水が染み込んで内部が濡れてしまったり、長く使っているうちに表面の防水加工や撥水加工がはがれてしまったりする場合もあります。

 

できるだけランドセルの縫い目や隙間から内部が濡れないように、濡れる前にランドセルカバーをつけたり、水に濡れてしまっても水に濡れてしまったまま放置せず、早めに乾いた布で水分を拭き取って、ドライヤーなどで急激に乾かさずに、日陰に置いて通気性のいい場所で乾かしましょう。
そして、革専用のオイルを塗るなどのお手入れをしておくとシミや型崩れを防止でき安心です。