ランドセルの奥にあるクシャクシャのプリントはどうすればいい?
小学校へ入学すると幼稚園や保育園のときは違い、たくさんのプリントを持って帰ってきます。
授業参観や遠足などの多くのイベントのお知らせや、学校の授業で使用したプリントなど、きちんと整理をしないと本当にたくさんの量になってきます。
ここで、周りのママたちからよく聞く言葉が「プリントをきちんと出してくれない…」です。
もちろん、きちんと渡されたプリントを親に出している子どももいるのですが、渡されたプリントを適当にランドセルの中にしまってしまうことで、気づけばランドセルの底のほうでくしゃくしゃになっているということはよくあることです。
このプリントが、期日などがない内容のものならばいいのですが、気づくのが遅いと提出期限が過ぎてる…なんてことも。
「渡されたプリントはきちんと渡して!」という言葉を何度も怒りながら子どもに言うよりも、この先ランドセルの底にくしゃくしゃになったプリントができないような対策をすることを一緒に考えてみましょう。
子ども自身が配布プリントに気を配るようにするには?
学校で配られるプリントや授業で使ったプリントなどは、気がつけば行方不明になっていることが多く、必要になったときに結局はあちこちひっくり返してプリントを探す、ということをしたことがある人は多いのではないでしょうか?
忘れないようにするために、「プリントを入れるためのファイルを持たせる」ということをしているとは思いますが、最初のうちはこのファイルに入れて持って帰ってきていても、残念ながら子どもは気がつけばこのファイルのことをすっかりと忘れています。
そのため、結局親が学校から配布されたプリントがあるのかチェックするということになりがちなのですが、これは親が見てくれるからいいやという気持ちが子どもに生まれてしまい、子ども自身は学校から配布されたプリントを気にすることがなくなってしまいます。
なぜ学校からもらってきたプリントをきちんと親に出さないのだろう…?と悩んでしまいますが、子どもがプリントを出さない原因としては、親が思っているほど子どもはそれほど学校から配布されたプリントが、重要なものだと思っていないということにあります。
まずは、プリントを出してくれないと困ってしまうということと、次の日からは学校でもらってきたプリントをきちんと出してほしい、ということをきちんと子どもに説明しましょう。
小学校へ入学したこのときこそ、整理整頓を習慣づけることができるようになるチャンスです。
小学校へ入学してから整理整頓ができるようになるまで、まずはランドセルの中身を毎回全部出させてから、慣れるまでの間は次の日の準備を一緒にやってあげましょう。
このときに「プリントが出てきてよかった」「明日の準備もきちんとできてよかったね」などの言葉をかけてあげることで、自分でやってみようという気持ちが出てきます。
子どもに、その日にもらったプリントをきちんと出すことを忘れないように、目につく場所に「もらったプリントを出す箱」と「学校へ持って行くプリントの箱」の2つを用意しましょう。
次の日の学校の準備をするときに出てきたプリントを、おたより箱に子どもと一緒に入れるようにして、どのように使うのかを親子で楽しみながらやってみるといいですね。
慣れてくれば、そのうちに自分でプリントを箱になかに入れられるようになってきます。
学校からのお知らせのプリントを渡し忘れていることによって、授業で必要なものを忘れることによって恥ずかしい思いをする、ということを経験することがあってもいいかもしれません。
このような思いをできればさせたくないと思うのが親ですが、このような失敗をすることによって、子どもは親にプリントを渡さないことで自分が困るということを学んでいくことができます。
大人の社会で必要になってくる、「報告(ほうこく)・連絡(れんらく)・相談(そうだん)」へとつながっていくのではないでしょうか。
ランドセルの奥にあるプリント類はどう整理する?のまとめ
ランドセルだより 番外編
子どもは、きちんと言うことを聞いてくれる子もいますが、基本的になかなか親の思い通りには動かず、何度言ってもプリントを出さなかったり、整理整頓ができず片づけをしない、ということはよくあることです。
今の時点のやり方でうまくいかないならば、少しやり方を変えてみるのもいいかもしれません。
そのうちに、慣れてきて親子で一緒に次の日の用意をすることがなくなったときに、学校の行事がわからないというのは親にとっても不安なので、いざという時のためにママ友を作っておいて、スマホなどで写真に撮ってもらいメールやラインに送ってもらえると安心です。
また、学校のホームページがあれば、行事予定や配布物などを見ることもできるのでチェックしておいてもいいかもしれません。
ランドセルの底にたまったクシャクシャのプリントがなくなるように、親子で一緒に楽しみながら改善してみてくださいね。